Web活

ニートのようなフリーランスの話。 仕事のこととか、レビューとか、雑記とか。 書きたいことを書いてます。

クラウドソーシングの報酬の低さと現状について思うこと

 

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どうも!ハルオです。

昨日、NHKの「クローズアップ現代+」という番組でネットワーカー(クラウドソーシングなどを利用してお金を稼ぐ人)の現状について取り上げていました。

クラウドソーシングの単価や報酬の低さについては、以前から問題になっていました。

今回は、クラウドソーシングの現状について僕が思うことを綴りたいと思います。

個人的見解が多く含まれる記事になるかと思います。

相場がおかしくなっている

僕がクラウドソーシングを利用し始めたのは、去年の9月です。

専業だったこともあり、なんとか報酬を伸ばしていくことはできましたが、単価の低さに驚いたことを覚えています。

僕がメインで受注しているのは、テープ起こしです。

テープ起こしとは、取材や講演などの音声を文字に起こす仕事です。

あとは、テープ起こしをしたものをWebコンテンツ用に編集したりする仕事も受注しています。

テープ起こしは地味で簡単な仕事と思われがちですが、めちゃくちゃ根気と集中力のいる仕事です。

聞こえない単語は何回も繰り返し聴いたり、専門性が高くて意味のわからない単語はネットで検索して調べたり、起こしたあとにもう一度音声を聞き直して確認作業をしたり、とにかく時間がかかるんです。

それでも、クラウドソーシングでは、平気で1時間1000円という案件がごろごろあります。

1時間の案件を完了するには、慣れている人が頑張って作業をしても4時間くらいはかかるかと思います。

音声の質や内容などによっては、もっとかかる場合もあります。

例えば1時間の音声を4時間で終えて、報酬が1000円だとすると、時給は250円です。分単価にすると約17円です。

※テープ起こしの分単価は気になる方は検索してみてください。

受注する側と発注する側の意識の違い

僕が一番問題だと思うのが、仕事と発注する側(クライアント)と仕事を受注する側(ワーカー)の意識の違いだと思います。

働き方が多様化した今、フリーランスとして生計を立てたいと思う人が増えています。

その第一歩としてクラウドソーシングを利用する人が多くいると思います。

しかし、発注する側からすれば、クラウドソーシングは安く仕事をしてもらえる場所なのです。

こんな時代ですから、仕事を発注する側としても人件費をかける仕事とかけない仕事はしっかりと区別しています。

そして、そのお金をかけたくない仕事を、クラウドソーシングで募集をかけてサクッと終わらせるのです。悲しい現実...。

それでも受注する人がいる

受注する人がいるから、驚くほど低い報酬の案件は増え続けます。

そんな報酬が低い案件を受注する人のほとんどが初心者で、実績がほしい人です。

よくブログの記事などで、最初は安い案件をたくさん受けて、実績が増えたら高い案件を受注することができるという記事を多くみかけます。

これは間違っていません。

全く経験のない初心者が、クラウドソーシングでいきなり適正価格の仕事をもらうのは難しいです。

低報酬の無限ループ

確かに実績が増えれば提案を採用してもらいやすくなり、一度お仕事をいただいたクライアントさんから直接依頼で再びお仕事をいただけたりする機会も増えます。

でも、低報酬から抜け出すタイミングがありません。

一度安い報酬でお仕事を受けたクライアントさんからは、ほぼ100パーセントその後も安い報酬で仕事が来ます。

クライアントさんからしてみれば、安い報酬で仕事をしてくれる人が見つかったわけです。そりゃ安い報酬で依頼が来るわけだ。

僕が考える対策

実績がほぼない状態から、実績が多くてたくさん稼いでいるワーカーと同じような報酬を得るのは確実に無理です。だって、経験値が違いますから。

最初は、低い報酬の仕事を受けるしかありません。

でも、自分の中での最低ラインはしっかり設けましょう!

これはめちゃくちゃ大切なことだと思います。

例えば、時給に換算して最低賃金を下回るような仕事は絶対に受けないとか、これくらいまでの報酬だったら受けられるとか、あらかじめ自分を守るための予防線をはりましょう。

そうでもしないと実績ばかりにこだわり、信じられないくらい安い報酬の仕事をするはめになります。

全ては自己責任です

安い報酬で仕事をさせれていても、受けたのはあなたです。

自由な立場で仕事をしているのであれば、就業時間も、生活スタイルも全てが自由です。そして、全てが自分の責任だと僕は思っています。

自分を守ってあげられるのも自分です。

良いクライアントさんもたくさんいます

クラウドソーシングは全然稼げない、まともなクライアントがいないという記事などをよく見る機会がありますが、決してそんなことはありません。

確かに、安すぎる報酬で仕事を募集するクライアントが増えてきているのは事実です。

しかし、しっかりした価格設定で、高い質の仕事を求めて仕事を募集しているクライアントさんもいます。

そんないいクライアントさんから仕事をもらえるのは、実績がたくさんあるワーカーだけだと思われがちですが、僕の経験上、絶対にそうだとも言い切れません。

実績が少ないワーカーでも、仕事に対する真摯さなどが伝われば、高報酬の仕事がいただける可能性があります。

最初から諦めるのではなくて、諦めずに高報酬の仕事にも応募しましょう!

 まとめ

この記事を踏まえたうえで最後に言わせてください。

クラウドソーシングはちゃんと稼げます。

なんでもそうですが、中途半端な気持ちでは稼げないということです。

ただ、本気で稼ぎたいけどなかなかうまくいかないという人もいると思うので、この現状が少しでも良い方向に向かえばいいなと思います。

 

ではっ!!